悠実 (キリクと魔女 Key&Vo)
羅列する文字のリズム。
謎めいた言葉。
意味深な物語。
キーワードと音を頼りに表現される鬱々とした世界観が、
本来あるべく心を、生々しく、されど美しく表現している一枚。
ps
休み時間は特に誰とも話さず、
音楽聴きながら本読んでた学生時代を過ごした私に、とても響きました…とても…。
本郷太一(Low the Manhattan Vo/Gt)
真っ白い靄のかかった森の木々の隙間から
差し込む光のように
言葉が輝いていて
狂気的なほどの退廃美
息をすることさえも忘れてしまっていた
いなむらみずき(ヒヲエル Vo/Gt)
幻想的で深みのあるサウンドと、
独特の世界観かつ小説のような詩とが合わさり、
中毒的な魅力を放つ作品に仕上がっている。
今までとはまた違った表情のノウルシを見ることが出来るアルバム。
郡司隆平(eule Vo/Gt)
長くノウルシの活動をみてきたつもりだけど、今作は間違いなく、彼らの一つの革新だった。
特に4曲目に収録されている「Birkenaus EisenSchlange」。
ダウナーな雰囲気を漂わせる低音コーラス、今までにないラウドなサウンド、サイケデリックなメロディ。
そして発狂しそうなほどに訴えてくるエモーショナルな衝動。
THE NOVEMBERSの「鉄の夢」が頭に浮かぶ。
今までのノウルシからは、自分が聴く限りでは、こんなワードは出てこなかった。
新しくもありながら、今まで自分がノウルシの音楽から感じていた美しさ、優しさ、陰鬱さもやはりあり続けていて、
むしろそんな自分達の音楽を以前以上に確率している。
そんな、本当に本当にかっこいい、一つの革新劇。
やっぱり、ノウルシ大好きだなあ〜〜
最期の雨工場 一同
一曲目を聴き終わった時は、まるで一冊の本を読み終えた後のような深いため息が出ました。
たった数分に詰め込まれている物語に気づいたら引き込まれていました。
心地の良い余韻に浸りながら次の曲を聴くと、その余韻を打ち壊すかのようなサウンド。
全く違った物語にまたまた引き込まれていきます。
全ての曲が違う色で。
でも、全ての曲にちゃんとノウルシがいて。
沢山の表情を見せてくれるノウルシの世界からはもう抜け出せそうもありません。